断続的に雨が降る土曜日でした。近ごろは、土曜日になるたび「お茶をひく」ことを気にかけていましたが、この日は開店直後からお客様があり、まずは胸をなで下ろしました。その後も多くはありませんが、地元の方々がぽつりぽつりと足を運んでくださり、気持ちは次第に和らいでいきました。

そんな一日の中で、またひとつ小さな不思議に気づきました。冬になると、カレーのご注文は自然と少なくなり、バニラアイスを選ばれる方が増えるのです。寒い季節に、あえて冷たい甘さを求める気持ち──店を営んでいると、数字には表れない人の感覚に、そっと触れる瞬間があります。

もともと、儲けることを第一の目的にしてきたわけではありません。地元の人々に喜んでいただける場所でありたい──その思いを確かめるような、静かに納得のいく営業日となりました。